北海道教育大教授がセクハラ、近く懲戒処分に
2000.06.03 朝日新聞
北海道教育大学(村山紀昭学長)岩見沢校で、同校の50代の教授が、数年にわたり複数の女子学生の胸や肩など体に触るなどのセクハラ(性的嫌がらせ)をしていた疑いがあることが3日、分かった。同大は6月末にも処分を決める。
同大によると、この教授は3月16日、卒業式後に校内で開かれた祝賀パーティーで、女子学生の体に触るなどしたとされる。
3月下旬に、この学生の関係者からの訴えで発覚、同校で調査した結果、この女子学生のほかにも、過去2、3年の間に、この教授から同様のセクハラを受けたと訴えがあった。
この教授は同校の調べに対し、「セクハラをしたと思っていないが、学生がそう受け止めているのならば、反省したい」と話しているという。
同大教授会は4月下旬、この教授について「懲戒処分が相当」と結論づけた上で、村山学長に報告。同大は、この教授の授業を4月3日から停止させている。
同大の村山学長は「この数年に複数の女子学生が被害にあっている事態は深刻だ。まずは事実関係をきちんと調査したうえで、処分なども含めて慎重に判断したい」と話している。