教え子を乱暴すると落書き 脅迫容疑で教諭逮捕
2004/06/12 04:25 【共同通信】
教え子だった女子生徒(12)=現在中学1年=を乱暴するなどと車のボンネットなどに落書きしたとして、三重県警伊勢署は12日までに、脅迫容疑で伊勢市河崎、同市立四郷小学校教諭、村井重文容疑者(49)を逮捕した。 村井容疑者は「女児が中学校に進学し、ゲームセンターや野外学習に誘ったが応じなかったのでやった」と容疑を認めているという。
調べによると、村井容疑者は4月23日午前2時半ごろ、伊勢市内の女子生徒の自宅に止めてあった父親の車のボンネットに「必ずレイプしてやる」、5月4日午前2時半ごろにも車のボンネットに「レイプビデオを撮るぞ」などと落書きした疑い。
村井容疑者は5月22日、5月上旬に数回にわたり、女子生徒が通学する中学校近くのガードレールや飲料水の自動販売機に同様の趣旨の落書きをしたとして名誉棄損容疑で逮捕された。女子生徒の家族らに消された後も、同じ場所に繰り返し落書きしていた。
教え子中傷元教諭に有罪 「執拗に下劣な落書き」
2004/09/16 01:52 【共同通信】
元教え子の女子中学生を中傷する落書きをしたとして、名誉棄損と脅迫の罪に問われた三重県伊勢市の市立小学校元教諭村井重文被告(49)=懲戒免職=の判決公判で、津地裁伊勢支部の遠藤俊郎裁判官は16日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。
遠藤裁判官は判決理由で「教え子に好意を寄せ、困ったことがあれば自分を頼ってくれると思い込み、執拗(しつよう)に下劣な落書きをした。子供じみた破廉恥極まる行為」と指摘したが、一方で「長年にわたって良好に職責を果たし、酌むべき事情もある」と述べた。
判決によると、村井被告は今年4月から5月にかけて、小学生時代の教え子だった女子生徒の自宅の車や中学校の正門脇の壁など約20カ所にマジックで「乱暴する」「エンコー(援助交際)してる」などと脅しや虚偽の落書きをした。