鹿児島大:セクハラ行為で、非常勤講師を諭旨解雇 /鹿児島
毎日新聞 2005年2月10日17時55分
鹿児島大は9日、50代の非常勤講師が女子学生の胸を触るセクハラ行為をしたとして、諭旨解雇処分にすると発表した。
同大によると、非常勤講師は04年12月初旬、自宅で個人指導をする際、女子学生の胸を触った。女子学生が同12月末、学内の元セクハラ相談員に訴えたため、表面化。大学では調査委員会を開き、9日、臨時役員会で処分を決定した。
非常勤講師は約20年間同大に勤務しており、女子学生は数年前から自身の希望で個人指導を受けていた。以前から肩を触られるなどはしていたという。行為について講師は「魔が差した」と認めており、「女子学生に対して責任を感じる」と話しているという。
同様の事案が発生したのは昨夏から既に3回目。永田行博学長は「昨年から不祥事が起き、学生に申しわけない」とコメントしている。同大は全学で実施するセクハラ講習会以外にも学部ごとの講習会を順次開催するよう指導している。
2月10日朝刊