自殺との因果関係、認めず=学校側が遺族に報告書−男児飛び降り・福岡

自殺との因果関係、認めず=学校側が遺族に報告書−男児飛び降り・福岡
2月6日21時29分配信 時事通信

 福岡市立内浜中学1年の男子生徒が飛び降り自殺した問題で、薄公治校長は6日夕、遺族を訪ね、「学校の指導や友人関係と、今回の転落事故とのつながりは考えにくい状況にある」とする報告書を手渡した。
 報告書によると、昨年6月、男子生徒がいじめの加害者と分かり、指導する中で、担任教諭が生徒をけったり、たたくなど「行き過ぎた行為」があった。しかしその後、学校で生徒に特に変わった様子はなく、担任に部活の指導を受け、感謝の言葉も述べていたなどと指摘。自殺との関係は「考えにくい」とした。
 自殺3日前の先月16日に担任が生徒をげんこつで殴ったことについては、「軽度であり体罰とは考えていない」とした。生徒が友人にあてた未送信メールに「部活さぼった。先生がまたなぐった」と書き込んでいた点にも触れ、「部活には父親から欠席連絡があり、サボってはおらず、欠席したことで殴った事実はない」と記載した。 

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