東広島 御薗宇小 テスト点数 ネット流出

東広島 御薗宇小 テスト点数 ネット流出
24人分 担任パソコン、ウイルス感染

2009年2月11日 読売新聞

 東広島市教委は10日、市立御薗宇小学校の、4年生1学級24人分のテストの点数がインターネット上に流出したと発表した。昨年4〜8月に担任していた男性教諭(42)の私有パソコンがファイル交換ソフトを通じてコンピューターウイルスに感染し、流出したものとみられるという。

 発表によると、同市に9日、御薗宇小学校を名指しして「個人情報が流出している」とする匿名のメールが届き、発覚。市教委が調べたところ、インターネット上の掲示板に、児童の氏名を黒く塗りつぶした成績の一覧表が掲載されていた。

 掲示板に、教諭の自宅や教諭自身の写真が掲載されており、教諭が私有のパソコンに保存していたデータが流出したものと判明した。パソコンには保護者の住所や緊急連絡先なども保存されていたといい、ほかの情報も流出しているおそれがある。

 市教委は、個人情報のデータを学校外のパソコンで取り扱うことを禁止しており、10日、市内の小中学校など計52校を対象に臨時校長会を開き、注意を呼び掛けた。木村清・市教育長は「改めて指導を徹底し、再発防止に努めたい」とした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする