「記憶力の悪い子は体で覚えさせるしかない」 教諭を分限免職

「記憶力の悪い子は体で覚えさせるしかない」 教諭を分限免職
2008/09/18 03:30更新 産経新聞

千葉県教育委員会は17日、「記憶力の悪い子供は体で覚えさせるしかない」などと不規則発言を繰り返し教諭としての適性に欠けるとして、県北西部の特別支援学校で保健体育を担当していた男性教諭(45)を分限免職にした。分限免職は公務が滞り、職務が果たせないと判断された公務員を免職とする処分の1つ。

県教委によると、男性教諭はこの特別支援学校に勤務していた平成8〜14年ごろの間、生徒からつばを吐きかけられると頭をたたき返すなどの問題行動を起こした。14年度に担任を外され、保護者からも苦情が寄せられていた。18年9月から2年間、指導力不足の教諭を対象とした「特別研修」を受けたが改善が見られなかったという。

 千葉県が15年度に導入した特別研修を受けたのはこれまでに42人。うち19人が職場復帰し、17人が依願退職した。特別研修を受けた教諭の分限免職は初めてという。

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