実名で採用取り消し報告 大分の教員汚職解明へ集会

実名で採用取り消し報告 大分の教員汚職解明へ集会
2008/12/02 18:02更新 産経新聞

 大分の教員採用をめぐる汚職事件で、NPO法人(特定非営利活動法人)「おおいた市民オンブズマン」は2日、不正合格を理由に採用取り消しとなった男性(23)が実名で経緯や心境などを報告し、事件の徹底解明を求める集会を開くと発表した。14日に大分市内で開催する。

 小矢文則教育長らにも参加を申し入れており、採用取り消しの根拠となった点数水増しの発端となった合格の口利きをしたのは誰かなどについて説明を求める方針。同オンブズマンは「県教委のずさんな調査で幕引きさせるわけにはいかない」としている。

 男性は平成19年の教員採用試験で合格。その後、県教育委員会の調査で点数の水増しがあったとして採用を取り消された。今年から大分市内の小学校で教員として勤めていたが、今は同じ学校で臨時講師をしている。県教委からは誰が不正の口利きをしたか説明はなく、納得できないでいるという。

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