5年間で遅刻早退271日の小学校管理作業員ら停職処分
2009/01/08 19:54更新 産経新聞
大阪市教育委員会は8日、無断で遅刻や早退を繰り返していたとして同市西淀川区の小学校の男性管理作業員2人を停職20日と同10日の懲戒処分にしたと発表した。また、管理監督を怠ったとして校長(59)を口頭注意にした。遅刻・早退分の給与返還を求める。
市教委によると、停職20日となった作業員(59)は5年間に271日、停職10日の作業員(29)は同153日、遅刻や早退を繰り返していた。
市公正職務審査委員会に「出勤しても掃除以外はテレビを見ているだけ」などの通報があった。市教委が調査したが、同市の小学校では職員室の出勤簿に印を押すだけで出勤時間などが確認できないため、2人の自己申告に基づいて遅刻などの日数を確定した。
職員の勤務の管理について市教委は「今後、対策を検討したい」としている。