新郷村野沢中の体罰:女性教諭も 校長、明かさず /青森

新郷村野沢中の体罰:女性教諭も 校長、明かさず /青森
2009年3月6日12時1分配信 毎日新聞

 新郷村西越の野沢中学校(一戸宗雄校長、19人)の男性教諭による体罰問題で、20歳代の女性教諭も体罰をしていたことが5日、明らかになった。生徒にけがはなかった。学校側は男性教諭の体罰が明らかになった4日、女性教諭の体罰も把握していたが公表しなかった。一戸校長は「言わなくてもいいと思った。私の判断ミス」と釈明した。
 一戸校長によると、女性教諭は昨年5月〜今年1月、宿題を忘れた生徒ら3人の頭をたたくなどし、大声で机をけったりたたいたりして生徒らをおびえさせることがあった。女性教諭の体罰は男性教諭の体罰を確認中に発覚した。
 男性教諭の体罰は4日の一部報道で明らかになり、一戸校長は事実を認めたが「生徒が動揺するので、これ以上の報道対応はしない」として、女性教諭の体罰は明かさなかった。一戸校長は「女性教諭のことは聞かれなかったので、いいと思った。保護者会で説明したので、(保護者に聞けば)分かることだと思った」と話した。村教委は「どのような対応をするかは学校の判断」としている。【喜浦遊】

3月6日朝刊

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