大田・妊婦死亡事故:元高校教諭に禁固2年−−地裁判決 /島根

大田・妊婦死亡事故:元高校教諭に禁固2年−−地裁判決 /島根
毎日新聞 2009年3月14日 地方版

 ◇「刑事責任軽視できない」
 大田市温泉津町の国道9号で07年12月、乗用車が対向車線にはみ出し軽乗用車と衝突し、妊婦が死亡した事故で、乗用車を運転して自動車運転過失致死罪に問われた、元高校教諭、川本浩伸被告(36)=雲南市大東町=の判決公判が13日、松江地裁であった。吉井隆平裁判官は「速度規制に対する意識に甘さがあり、刑事責任は軽視できない」として禁固2年(求刑・禁固3年)を言い渡した。

 判決によると、川本被告は07年12月22日午前10時55分ごろ、大田市温泉津町の国道9号の登坂車線で、時速90〜100キロで前の車を追い抜く途中、不用意にブレーキを踏んで後輪を滑らせ、対向の軽乗用車に衝突。軽乗用車に乗っていた妊婦(当時27歳)が死亡し、3人が重傷を負った。【岡崎英遠】

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