<兵庫県教委>入試願書出し忘れ、県立高校教諭処分 生徒は別大学に進学
2009年3月11日16時46分配信 毎日新聞
兵庫県教委は10日、3年の男子生徒1人から預かった県内公立大の推薦入試の願書を出し忘れたとして、神戸市西区の県立高校の男性教諭(51)を戒告の懲戒処分にすると発表した。生徒はこの大学の理学部が第1志望だったが受験できず、私立大に進学予定という。
県教委によると、教諭は進路指導担当で昨年11月10日、生徒の推薦入試出願書類を担任を通じて受け取った。出願締め切り翌日の同月14日、出し忘れに気付いて高校が大学に受験を要請したが、断られた。同校は私立大ごとの提出期限を表でチェックしているが、国公立大は志願者が少なく、していなかった。教諭は「忙しく忘れてしまった。謝っても謝りきれない」と話しているという。【吉川雄策】