生徒の積立金横領事件 不明の教諭を懲戒免職

生徒の積立金横領事件 不明の教諭を懲戒免職
2009/3/10 21:23 神戸新聞

 加古川市立中学で、生徒が積み立てている校外活動費が無断で引き出されるとともに、管理していた女性教諭(37)が昨年十一月下旬から行方不明になっている問題で、兵庫県教委は十日、この教諭を懲戒免職にした。不明金は約五百五十万円に上るという。

 県教委によると、昨年七月から十一月、この教諭が管理していた一年生(三百四十六人)の修学旅行積み立て用と教材用の二口座から、計約千百五十八万円が引き出されたという。複数回にわたり計六百二十四万円が入金されていたが、失跡時の残額は約一万六千円だった。

 加古川市教委は教諭を業務上横領容疑で告発。教諭の行方は分かっていないという。教諭の親類が被害弁償している。県教委は、教諭から事実確認ができていないとして三カ月以上無断欠勤していることを処分理由に挙げている。(霍見真一郎)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする