合意あってもダメ 栃木県教委、わいせつ行為に厳格化

合意あってもダメ 栃木県教委、わいせつ行為に厳格化
2009年3月17日7時57分配信 産経新聞

 教職員によるわいせつ行為や体罰などが相次いでいるのを受け、栃木県教育委員会は16日、懲戒処分基準を改正し、厳罰化を図ることなどを明らかにした。県議会常任委員会で報告したもので、適用は4月1日から。

 新基準は、わいせつ行為について「同意の有無を問わない」の一文を加え、どんな場合も免職処分とすることを明示。県教委は「合意の上なら性的な関係を結ぶことも許されるという甘い認識を厳しく戒める」としている。

 また、セクハラ(性的嫌がらせ)行為に関しては、繰り返すなど特に悪質な教職員については、免職または停職処分とすることを明文化した。

 このほか、体罰は被害が重傷・軽傷いずれの場合も、常習性や悪質性が認められた際の処分を重くした。個人情報などを紛失した場合の処分基準も明確化した。

 県教委総務課によると、わいせつ事件などの不祥事にからみ、処分を受けた教職員は今年度、既に10件、15人に上っている。

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