懲戒免職:セクハラ教頭など、県教委が4件 /宮城

懲戒免職:セクハラ教頭など、県教委が4件 /宮城
2009年3月19日12時0分配信 毎日新聞

 県教委は18日、女性講師の胸や太ももを触るなどセクハラ行為を行った小学校の男性教頭を懲戒免職とするなど計4件について懲戒処分を行った。県教職員の懲戒処分は今年度計10件となる。
 男性教頭(52)は昨年6月、職場の教員5人が参加した居酒屋での懇親会で、隣に座った女性講師のひざや太ももを十数分にわたり手のひらで触った。翌日も、人間関係について相談を受けていたのを口実に女性講師を学校に呼び出し、廊下で胸を触ったり抱きつくなどした。女性講師は同10月、「職場内のトラブル」などを理由に辞職。教頭が校長に報告したのは、辞職の約1週間後だったという。
 また、06〜08年度に11人の児童の頭をたたくなど体罰を加えた石巻市内の女性教諭(48)を停職3カ月とした。女性教諭は昨年6月4〜12日の授業中、4回にわたり担任する小1男児に「何でわからないの」などと言いながらげんこつでたたいた。男児は心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され転校したが、現在も不登校が続いているという。
 このほか、同8月に仙台市太白区の交差点で乗用車を運転中、自転車を転倒させたままその場を去り、道交法違反容疑(ひき逃げ)で書類送検された中学校の男性教諭(44)を停職1カ月に、同12月、東北道で速度規制を77キロ超過して道交法違反容疑に問われた県北の中学校の男性教諭(45)を減給1カ月とした。【伊藤絵理子】

3月19日朝刊

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