橋下知事「不起立教員 厳正に対処を」

橋下知事「不起立教員 厳正に対処を」
2009年3月19日0時10分配信 産経新聞

 大阪府内で初めて国歌斉唱時の不起立で教員が処分されたことをめぐり、橋下徹知事は18日、「ルールを守れない一部教員には厳正に対処しなくてはならない」と述べ、今後同様のケースが確認された場合にも厳しく対応するよう府教育委員会に求めた。府議会教育文化常任委員会で答弁した。

 卒業式などでの教員の不起立について、橋下知事は「正式な行事の中で堂々と座れるなんていう人は、一部の教員以外にはいない。まったく理解できない」と不快感をあらわにし、「教育現場が治外法権だという間違った考え方を持っているのではないか」と指摘。

 そのうえで「『ルールを守れ』と言い続けている教員がこれでは、子供たちに示しがつかない。子供たちの規範意識はそうしたことからスタートする」との認識を示し、「府としては厳正にやっていかなければいけないと思っている」と強調した。

 大阪府では、門真市立第三中学校の昨春の卒業式で国歌斉唱開始と同時に着席した教諭8人に対し、市教委が今年2月、文書訓告や口頭厳重注意の処分を言い渡している。

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