<日教組集会訴訟>プリンスホテル社長「周辺迷惑考え」
2009年3月17日21時52分配信 毎日新聞
グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)が日本教職員組合(日教組)の全国集会(08年2月)の会場使用を拒否したことを巡り、日教組などがホテル側に3億円余の賠償を求めた訴訟の口頭弁論が17日、東京地裁(河野清孝裁判長)であった。同ホテルを経営するプリンスホテルの渡辺幸弘社長が出廷し「周辺への迷惑を考え、解約もやむを得ないと思った。誠意を持って話せば受け入れられると思った」と述べた。
渡辺社長は閉廷後に取材に応じ、旅館業法(宿泊させる義務)違反容疑で書類送検されたことについて「宿泊自体を問題にしてお断りしたわけではない」と釈明。裁判長が示した和解については「検討したい」と述べた。
【銭場裕司】