校舎火災はたばこの不始末 千葉の中学教諭に罰金30万

校舎火災はたばこの不始末 千葉の中学教諭に罰金30万
2008.7.16 18:57 産経新聞

 千葉県船橋市の市立高根中学校で昨年10月発生した火災は、理科担当の男性教諭(53)によるたばこの火の不始末が原因と分かり、市川区検は16日までに、失火の罪でこの教諭を市川簡裁に略式起訴した。市教育委員会が明らかにした。

 同簡裁は求刑通り罰金30万円の略式命令を出し、教諭は16日、罰金を支払った。教諭は学校側に自身の不始末を申告していた。

 市教委によると、火災は昨年10月15日午前11時45分ごろ、校舎2階の理科準備室で発生。壁の一部などを焼き、ほかの教室にいた生徒15人が煙を吸うなどして病院に運ばれた。

 教諭は発生直前に吸い殻4本を入れたポリエチレン製ごみ袋を準備室の長机そばに置き、2室隣での授業に臨んだという。同中では本来、職員室前のベランダでしか喫煙できず、この火災を受けて全校禁煙となった。

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