バレー部員の合宿中急死で顧問を不起訴

バレー部員の合宿中急死で顧問を不起訴
2008.7.29 19:01 産経新聞

 新潟県湯之谷村(現魚沼市)で平成15年、高校バレーボール部の合宿中に草野恵さん=当時(15)=が死亡した事故で、新潟地検は29日、安全管理を怠ったとして業務上過失致死容疑で書類送検されていた顧問の教諭2人について「予見可能性を認めるまでの証拠がない」として嫌疑不十分で不起訴処分にした。

 送検されていたのは専修大付属高校(東京都杉並区)の男性教諭(39)と女性教諭(38)。

 新潟県警などによると、草野さんは15年7月28日夜、体育館で練習中にネットにぶつかって転倒し頭を強打。翌29日も練習を続け、意識を失って病院に運ばれ、31日に頭部打撲による硬膜下出血で死亡した。

 新潟県警は昨年12月、2人を書類送検した。

 草野さんの両親は学校に約1億1000万円の損害賠償を求める訴訟を18年7月、東京地裁に起こし、現在も係争中。

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