信大の元准教授のセクハラ解雇取り消し訴訟で和解
2009年3月26日(木) 23時55分 SBC
セクハラ行為をしたとして解雇された信州大学の元准教授が大学に対し処分の取り消しを求めて争っていた裁判は東京高裁で和解が成立しました。
この裁判は女子学生にセクハラ行為をしたとしておととし6月、諭旨解雇処分を受けた信大教育学部の37歳の元准教授が解雇の無効を求めていたものです。
長野地裁は去年10月、セクハラ行為を認めたものの諭旨解雇は重すぎるとする判決を出しましたが信大が処分は正当なものだったとして控訴していました。
東京高裁できょう成立した和解の内容は諭旨解雇処分は懲戒解雇権の濫用により無効として、元准教授が申し出た自己都合による退職を確認するとしています。
和解について信大は問題の早期決着を図ったと話していて元准教授は信大教育学部は安心して学習できる環境だったことが確認されたとコメントしています。