創造学園大、補助金2年間ゼロに=虚偽決算提出の疑い−私学振興事業団
2009年3月28日2時36分配信 時事通信
創造学園大(群馬県高崎市、吉井町)を運営する学校法人堀越学園(同市)が文部科学省に虚偽の決算書類を提出していた可能性があるとして、日本私立学校振興・共済事業団が同法人に2008、09年度分の経常費補助金を交付しないことが27日、分かった。08年度は本来、4100万円程度が交付される見通しだった。
経常費補助金は国から私立の大学、短大などに支払われる。教職員数、学生数や教育研究の内容に応じて、事業団が年度ごとに配分・交付する仕組みだ。
文科省によると、堀越学園は04年度の大学開設に伴い、同省に02年度以降の決算書類を毎年度提出。このうち最初の3年分の書類が群馬県に提出されていた書類と食い違うことが発覚し、同省が問い合わせたところ、同法人は十分な説明ができず、調査を行う意向を示しただけだった。