園児遊具死亡事故で主任教諭に禁固1年求刑 新潟
2008.12.19 16:29 産経新聞
新潟県長岡市の私立鵬(おおとり)幼稚園で平成14年、男児が遊具のひもを首にからませて死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われた、主任教諭、小林芳子被告(50)の論告求刑公判が19日、新潟地裁長岡支部(北村史雄裁判長)で開かれ、検察側は禁固1年を求刑した。入院中の園長、山田イサホ被告(85)の公判は分離された。
検察側は、ビニールひも付きの円筒形プラスチックに竹馬のように乗る「缶ポックリ」という遊具で園児が遊ぶ際の危険性について小林被告が認識していたと指摘。「安全管理の責任者として担当教諭への具体的な指示などを怠った」とした。両被告は「安全に最善を尽くしていた」と起訴事実を否認している。
論告によると、14年1月、園児の浅井翔ちゃん=当時(3)=が遊んでいた際、遊具のひもが首にからまり窒息死した。