教諭からストーカーメール 損害賠償求め女子中学生提訴
2009年4月1日7時58分配信 産経新聞
男性教諭=当時(38)=からの性的嫌がらせメールや学校側の不適切な対応で、一時不登校になったとして、市原市立中学3年の女子生徒(15)が31日、男性教諭と市原市、千葉県を相手取り計330万円の損害賠償を求める訴訟を千葉地裁に起こした。
訴状によると、女子生徒は同校に入学した平成18年4月以降、当時の担任の男性教諭から一方的に好意を寄せられ、「かわいすぎる。ずっと見ていたい」「付き合うまで口説くよ。付き合ったらオレから離れられないよ」といった内容のメールを携帯電話に毎日のように送り付けられた。ストレスから腹痛などの症状に悩まされるようになったとしている。
女子生徒の母親が20年6月、学校側に抗議し、男性教諭は事実を認めた。教諭は自宅待機となったが、学校側が同級生らに十分な説明をしなかったため、女子生徒は根拠のない中傷に苦しみ、一時不登校になったという。教諭は20年8月に減給3カ月(10%)の懲戒処分を受けた。