県教委:「指導が不適切な教員」に教諭4人を認定 /群馬

県教委:「指導が不適切な教員」に教諭4人を認定 /群馬
2009年3月31日12時3分配信 毎日新聞

 県教委はこのほど、公立小中学校と県立学校の教諭4人を「指導が不適切な教員」に認定した。少なくとも1年間の研修を積んだうえで、現場復帰を目指す。
 「指導が不適切な教員」は前年まで県教委が独自に認定していた「指導力不足教員」とほぼ同じ内容だが、今回分から文部科学省が統一基準を示し名称も変わった。
 「指示が明確に伝わらず児童が勝手な行動をしてしまう」「生徒に暴言を吐いたり職員と協力して仕事ができない」などの理由で、判定委員会が、指導が不適切な教員に当たると答申し、県教育長が認定した。伊勢崎市の県総合教育センターで研修を受ける。
 一方、昨年3月に「指導力不足教員」の認定を受け、1年間研修を受けてきた教員2人のうち、1人は成果が出ていないとして、引き続き研修を受けるよう命令が出た。もう1人は4月から学校現場に復帰する。
 「指導力不足教員」は03年度末から認定しており、07年度末までに17人が認定された。うち6人は認定を受けた後に退職し、10人は現場復帰したか復帰予定。もう1人は、来年度も研修を受ける見込みだ。【塩崎崇】

3月31日朝刊

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