小学校教員が個人情報記したノート紛失/大和
2009年4月14日22時0分配信 カナロコ
大和市教育委員会は十四日、市立林間小学校(同市林間一丁目、八木吉郎校長)の六年生担任の男性教諭(54)が、児童の作文や個人情報を記した記録帳などが入ったかばんを紛失したと発表した。
市教委によると、男性教諭は同僚と酒を飲んで帰宅途中の十日午後十一時十分ごろ、小田急線南林間駅から乗った電車の網棚にかばんを置き忘れたまま本厚木駅で下車。かばんには、担当児童三十二人が書いた作文や、算数テストの得点と生徒の性格を記した教務記録帳のほか、職員玄関と倉庫の鍵などが入っており、翌日に交番や駅の遺失物取扱所などに問い合わせたが見つからず、十二日午前、校長に報告したという。
教員は、自宅で仕事をするために作文と記録帳を持ち帰ろうとしていたが、校長ら管理職の許可を取っていなかった。
市教委は「許可を得ずに持ち出し、報告にもタイムラグがあるなど教諭の行動には問題があった」として校長と教諭に厳重注意を行い、十四日には緊急保護者会で、保護者に謝罪した。