元小学校教諭に懲役2年の判決 教え子女児にわいせつ
教室内で教え子の女児の体に触ったとして、強制わいせつなどの罪に問われた兵庫県宝塚市立小学校の元教諭鍛治真人被告(34)=懲戒免職=に神戸地裁伊丹支部は17日、懲役2年(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。
櫛橋直幸裁判官は判決理由で「教諭の地位を悪用しており卑劣で悪質。学校への信頼も低下させた」と指摘した。
判決によると、鍛治被告は2006年9月、同県朝来市での校外学習の宿泊先で、就寝中の女児を抱きかかえて別の部屋へ連れて行き、体に触るなどした。
08年5月には、2度にわたり教室で別の女児の体を触った上、ビデオカメラでその様子を撮影した。
弁護側は校外学習でのわいせつ行為について「やってない」と無罪を主張していたが、判決は「被害者の証言は具体的で信用性は極めて高い」として退けた。
宝塚市教委は「被害に遭った児童や保護者に深くおわびします」としている。
2009/04/17 16:55 【共同通信】