姫路のプレジャーボート飲酒衝突事故、元教頭に有罪判決
2009年4月24日11時28分配信 読売新聞
兵庫県姫路市の姫路港で昨年8月、プレジャーボートを飲酒後に操船して防波堤に衝突させ、同僚の教頭ら4人を死傷させたとして、業務上過失致死傷などの罪に問われた同県三木市内の元市立小教頭・蓬莱(ほうらい)徳三被告(55)の判決が24日、神戸地裁姫路支部であった。
五十嵐常之裁判官は「遺族の精神的苦痛は癒やされていないが、懲戒免職となり、社会的制裁を受けている」などとして懲役2年、執行猶予5年(求刑・懲役2年)の有罪判決を言い渡した。
判決によると、蓬莱被告は昨年8月8日夜、懇親会で酒を飲んだあと、プレジャーボートを操船。姫路港の防波堤に船首を衝突させ、乗っていた教頭久野敏子さん(53)を死亡させたほか3人に重軽傷を負わせた。