京教大生集団暴行 訓告の卒業生が中学講師を退職

京教大生集団暴行 訓告の卒業生が中学講師を退職
2009年6月5日13時51分配信 産経新聞

 京都教育大学(京都市伏見区)の男子学生6人が集団準強姦(ごうかん)容疑で逮捕された事件で、犯行を目撃したのに止めなかったとして大学側から訓告処分を受けた元男子学生が、卒業後にいったん京都市立の中学校に講師として採用された後、事件発覚後の今月2日に退職していたことが5日、わかった。大学側は市教委に対し、訓告処分にしたことを伝えていなかったという。

 市教委や同大学によると、元学生は処分を受けた後、教員免許を受けて卒業。5月中旬から、1カ月間の補充講師として市立中学に勤務していた。

 ところが今月2日、大学側から市教委に、元学生について「訓告処分にしていた」との連絡があり、その直後に市立中学から市教委に、元学生から「一身上の都合」として退職届が出されたと連絡があったという。

 事件は今年2月25日夜に京都市中京区内の居酒屋で発生。元学生は、目撃したのに止めなかったとして、ほかの2人とともに訓告処分を受けた。

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