富山の中学教諭詐欺:逮捕受け、再発防止厳しく求め−−小、中学校長会会議 /富山

富山の中学教諭詐欺:逮捕受け、再発防止厳しく求め−−小、中学校長会会議 /富山
2009年6月11日16時1分配信 毎日新聞

 ◇「信頼回復へ一丸で」
 現職の公立中学校教諭が今月7日、詐欺容疑で逮捕された事件を受け、県教委は10日、富山市新総曲輪の県民会館で県内小、中学校長会の代表者会議を開き、厳しく再発防止を求めた。【青山郁子】
 逮捕された富山市立堀川中教諭、正水和久容疑者(31)=富山市蓮町=は06年、当時勤務していた氷見市立北部中に教材費を2回水増し請求し、約59万円をだまし取った疑いが持たれている。
 会議には約40人の校長らが参加。荒井克博・教育次長が「県民の信頼を裏切る行為で遺憾で残念。子どもたちの心にも大きな傷を残すもので、絶対に許されない。一人一人が強い使命感を持ち、信頼を回復するべく一丸となって取り組んでほしい」と訓示した。
 続いて長谷川道隆・教職員課長が、事件の背景として会計処理システムの問題があったことを指摘。▽購入予定額が一定金額を超える時は複数の業者から見積もりを取る▽発注と納入物品が一致しているか複数でチェックする▽支払いは口座振り込みにする▽管理職による抜き打ち検査などをする−−など、会計事務の適正化策を説明した。

6月11日朝刊

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