県立高教諭 修学旅行積立金770万円横領

県立高教諭 修学旅行積立金770万円横領
2009年06月16日 18:20 スポーツニッポン

 神奈川県教育委員会は16日、県立神奈川工業高校(横浜市神奈川区)定時制の男性教諭(37)が、修学旅行の積立金など約770万円を横領していたと発表した。県教委は教諭を懲戒処分とする方針で、県警への告発も検討している。

 県教委によると、教諭は生徒や保護者から集めた積立金を管理。2007年12月から今年5月の間、退学した生徒に積立金を返すなどの名目で現金を引き出していた。今月3日の県の調査で発覚。教諭が県教委に「知人の借金の保証人になり、返済に困ったために横領した」と説明した。

 県教委はまた、横須賀市の県立高校、平塚市の市立中学校、寒川町の町立小学校のそれぞれで教諭による体罰があり、4人の教諭を処分した。

 横須賀市の高校では、剣道部顧問の男性教諭(49)が2月、女子部員を竹刀でたたいたなどとして停職3カ月。平塚市の中学校では、女子バレーボール部顧問の男性教諭(45)と、副顧問の男性教諭(56)がそれぞれ、複数の生徒をたたいたなどとして、停職などの処分とした。

 寒川町の男性教諭(57)は今年3月、ほかの児童に石を投げた児童を指導した際、児童を立たせたまま拳で頭をたたいたとして減給10分の1(1カ月)とした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする