教員11人を停職処分=業者に現金プール−岡山大学

教員11人を停職処分=業者に現金プール−岡山大学
2009年6月19日21時18分配信 時事通信

 4年間にわたり研究費など計2000万円以上を業者に託しプールしたとして、岡山大学は19日、資源生物科学研究所の50代教授を停職2カ月、教員10人を同1カ月の懲戒処分にしたと発表した。関与したとみられる教員は別に2人いるが、1人は既に退職、他の1人は弁明期間中という。いずれも私的流用はなかったとされる。
 同大によると、教員は2002年4月〜06年3月にかけて、県内の業者から物品購入したとして架空の請求をし、公的研究費など約2164万円を業者にプールさせていた。
 公的研究費は会計法の規定で、翌年度に繰り越すには煩雑な手続きを経なければならない。教員は手続きを避け、現金をいったん業者にプールした上で後日必要な物品を購入したとされる。大学側に対して「研究継続のため予算確保が必要だった」と説明しているという。 

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