「心よりおわび」区教委が謝罪=区立中副校長の覚せい剤所持−東京・練馬
2009年7月21日18時30分配信 時事通信
自宅で覚せい剤を所持していたとして、東京都練馬区立光が丘第二中学校副校長の高橋三郎容疑者(53)が逮捕されたことを受け、同区教育委員会の河口浩学校教育部長(56)らが21日午後、練馬区役所で記者会見し、「全く予想し得ない、あってはならない事件。区民や保護者、生徒の皆様に心からおわびを申し上げたい」と謝罪した。
会見には同校の坂井晃校長(58)も出席。「(高橋容疑者は)声が大きくて元気な印象で、特異な点は見当たらなかった」と振り返り、「夏休み中に生徒らがいろいろな犯罪に手を染めないよう、どう取り組んでいくかと(同容疑者と)話し合ったばかりだった」と表情を曇らせた。
区教委によると、高橋容疑者は1979年、保健体育科の教諭として都に採用され、2000年以降は世田谷区の複数の中学校で副校長を務めていた。光が丘二中では女子バレーボール部の顧問も務めていた。
区教委は22日午前、臨時の全体校長会を開き、区内の小中学校の校長や幼稚園の園長らに事件について説明し、綱紀の徹底を図る予定。同日午後7時からは、同校で緊急の保護者会を開き、事件の経緯を説明する。
薗部俊介・練馬区教委教育長の話 区民や保護者、生徒の皆様の信頼を損ねる事件で、深くおわび申し上げる。都教育庁に報告の上、副校長に厳正に対処するとともに、全職員に綱紀粛正を徹底し、信頼回復に全力を注ぐ。