懲戒処分:都城高専教授が無届け兼業 4年間で計255時間 /宮崎

懲戒処分:都城高専教授が無届け兼業 4年間で計255時間 /宮崎
2009年7月28日15時1分配信 毎日新聞

 都城市の都城工業高等専門学校は27日、校長の許可を得ないで勤務時間中に私立学校の授業をしたとして、50代の男性教授を懲戒戒告処分にした。無届け兼業は約4年間、計255時間に上る。同校は兼業先との移動時間分を合わせた給与約100万円について、教授に返還を求める。
 学校によると、教授は05年4月から県内の私立学校に非常勤講師として勤務し、論理学や行動科学、哲学を教えていた。国立高専機構の規則は、校長の許可を前提に一定の兼業を認めているが、教授は1教科(08年度は2教科)について許可を得ていなかった。5月中旬に機構に告発文書が届き、発覚した。
 教授は「許可が必要なことは分かっていたが、怠った」と話しているという。三村洋史校長は「四半期ごとに兼業の従事調査を実施し、二度とこのようなことがないようにしたい」と話した。【木元六男】

7月28日朝刊

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