教え子の女子中学生にわいせつ行為した教諭を懲戒免職処分/神奈川県教委
2009年8月3日20時0分配信 カナロコ
県教育委員会は3日、教え子の女子中学生に自宅でわいせつな行為をしたとして、足柄上地区の公立中学校の男性教諭(29)を懲戒免職処分にした。
県教委によると、男性教諭は6月26日から27日にかけて、2008年度に指導していた女子中学生に、胸を触るなどのわいせつな行為をしたという。県教委は「県青少年保護育成条例違反に当たるが、生徒の保護者が立件を望んでおらず、被害届は出ていない」としている。
また、横須賀市内の路上で自転車に乗って追い抜きざまに通行中の女性の下半身を手でつかんだとして、強制わいせつ容疑で県警に逮捕された横須賀市立小学校の男性教諭(27)=示談成立で釈放済み=を懲戒免職処分にした。今年1月以降、同様の行為を複数回行っていたという。
さらに、生徒に体罰を加えてけがをさせたとして、県立特別支援学校の男性教諭(50)を減給10分の1、6カ月とした。教諭は5月25日午前11時ごろ、授業中に寸劇の配役を拒否して教室を出た高等部3年の女子生徒を指導した際、後頭部を平手でたたき、ひじで首を壁に押さえ付けたほか、生徒を床に投げてあおむけに倒れたところをひざで胸部を押して床に押さえ付けるなどした。生徒は頭や首に1週間のけがを負った。校長が県教委に事故の一報を入れたのは4日後だった。
また県立神奈川工業高校で生徒の修学旅行積立金など約763万円が横領された問題で、同校の校長が3日、男性教諭(37)=6月に懲戒免職処分=を業務上横領容疑で県警に告訴した。県教委は3日、08年度の校長や副校長ら計4人を減給処分とした。