彦根の父殺害:責任能力を問えず、滋賀大講師不起訴 /滋賀

彦根の父殺害:責任能力を問えず、滋賀大講師不起訴 /滋賀
2009年8月13日14時1分配信 毎日新聞

 今年4月に父親を刺し殺したとして殺人容疑で逮捕された滋賀大学の男性講師(52)=彦根市芹橋2=について、大津地検は12日、刑事責任能力を問えないとして不起訴処分とした。また、地検は大津地裁に心神喪失者医療観察法に基づく審判を申し立て、同日付で医療機関への鑑定入院が決まった。
 逮捕容疑は、身の回りの世話をするために同居していた父親(当時76歳)をドライバーで刺して殺害した、とされる。精神科への通院歴があり、「父の目が怖かった」など、取り調べで不安定な言動がみられたことから、地裁は今月6日まで男性を鑑定留置。精神科医の鑑定で、事件当時は精神疾患で心神喪失状態だったとする結果が出たという。【稲生陽】

8月13日朝刊

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