甲子園出場の熊本工教諭、覚せい剤で逮捕

甲子園出場の熊本工教諭、覚せい剤で逮捕
2009年8月27日11時55分配信 読売新聞

 熊本県警は27日、熊本市健軍3、県立熊本工業高校教諭里野寿一容疑者(33)を覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕した。

 発表によると、里野容疑者は8月中旬頃、覚せい剤を使用した疑い。

 里野容疑者は26日午前10時頃、熊本市新屋敷2のマンションで、面識のない男子大学院生(23)方に「かくまってくれ」と上がり込み、トイレに約2時間閉じこもるなどし、県警が住居侵入容疑で現行犯逮捕。尿検査で覚せい剤の陽性反応が出たため、27日、覚せい剤取締法違反容疑で再逮捕した。里野容疑者は「注射器で打った」と使用を認めているという。

 県警は、一連の行動は覚せい剤使用による幻覚症状とみている。

 同校によると、里野容疑者は2000年4月から実習助手として同校に勤務し、07年4月に教諭として採用。繊維工業科で教えていた。同校野球部OBで、1994年に選抜高校野球大会に出場した時の中心選手の一人だった。2000年から7年間は野球部コーチを務めていた。

 同校は今夏も甲子園に出場し、1回戦で三重に敗退している。

 山本隆生県教育長は「行為に至った原因や背景を早急に究明し、対策を講じたい」とのコメントを発表した。

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