宮崎県教委 体罰、セクハラ…不祥事続発 「教員は自ら律して」

宮崎県教委 体罰、セクハラ…不祥事続発 「教員は自ら律して」
2009年8月29日7時8分配信 西日本新聞

 男児への傷害容疑で小学校教諭が逮捕されるなど教職員の不祥事が相次いだことを受け、宮崎県教委は28日、緊急県立校長会と教育事務所長会議を開き、体罰やセクハラの禁止など、各市町村の教育委員会などに教職員への指導徹底を求める通知を出した。

 渡辺義人教育長は同日、教育事務所長会議で「一部の教師が子どもたちの信頼を裏切る行為をしてしまった。真摯(しんし)に受け止めなければ」とし「人権に注意を払うこと、自らを厳しく律することを全教師に呼び掛けてほしい。心を1つに児童や保護者との信頼関係の回復を目指したい」と話した。

 県内では、2009年度に入り、同日までに教職員の懲戒処分が9件(体罰4件、セクハラ1件、制限速度超過3件、指導不適正1件)、逮捕・起訴が2件(傷害容疑1件、迷惑防止条例違反罪1件)発生している。県教職員課によると、相次ぐ不祥事によって緊急会議が開かれることは極めて異例という。

=2009/08/29付 西日本新聞朝刊=

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