日向工教諭の強制わいせつ:「再犯の可能性高い」 懲役6月求刑 /宮崎

日向工教諭の強制わいせつ:「再犯の可能性高い」 懲役6月求刑 /宮崎
2009年9月10日17時0分配信 毎日新聞

 事故を装って女性に下半身をマッサージさせたとして県迷惑防止条例違反の罪に問われた西都市三宅、県立日向工業高校体育科教諭、甲斐正直被告(39)の初公判が9日、宮崎地裁(白石篤史裁判官)であり、甲斐被告は起訴内容を認め、結審した。検察側は「常習的犯行の一環で、再犯の可能性は高い」などとして懲役6月を求刑した。判決は25日。
 被告人質問で甲斐被告は「生徒指導の仕事が忙しく、剣道部の指導が思うようにできないのがストレスだった」などと動機を説明。「(被害者の)善意の行為を逆手に取って傷つけてしまった。心からおわびを申し上げたい」などと謝罪した。
 検察側は論告で「今年1月ごろから約8回にわたり同種の行為を繰り返していた」などとして常習性を指摘。弁護側は「無理強いしたものではない」などと執行猶予付きの判決を求めた。
 起訴状によると、甲斐被告は6月27日午後10時ごろ、宮崎市の歩道を自転車で通りがかった女子高校生の前に飛び出してわざと転倒。「足が痛い。マッサージしてくれる?」と近くの駐車場で下半身をマッサージをさせたとしている。【川上珠実】

9月10日朝刊

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