大学院入試問題が流出=共用PCから学生に−東京理科大

大学院入試問題が流出=共用PCから学生に−東京理科大
2009年9月15日10時56分配信 時事通信

 東京理科大学(東京都新宿区)は15日、大学院理工学研究科(千葉県野田市)の修士課程の入試で、事前に専門科目1科目の問題が流出し、再試験を実施したと発表した。男性教員の研究室の共用パソコンから印刷された問題が複数の学生に出回っていた。大学は流出した範囲などを特定した上で、教員や学生らの処分を検討する。
 大学広報課によると、問題が流出したのは8月2日に実施した土木工学専攻の一般入試。数学、小論文などに加えて専門7科目から2科目を選ぶ形式で、募集30人に対し学内の学部生43人が受験した。
 しかし、ある専門科目に受験者が40人も集中し、この科目だけ平均得点が高かったため、大学が調査。問題を作った教員が、学生の出入りする研究室の共用パソコンで問題を管理しており、そこから学生が印刷して持ち出したことが分かった。ファイルにパスワードは設定されていなかった。
 大学は専門科目の試験結果を無効とし、9月13日に改めて試験を実施した。 

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