中央大法教授 女子学生にセクハラとアカハラ 大学側処分検討

中央大法教授 女子学生にセクハラとアカハラ 大学側処分検討
2009年9月28日13時30分配信 産経新聞

 中央大学(東京都八王子市)法学部の50代男性教授が、女子学生にセクハラ(性的嫌がらせ)とアカデミック・ハラスメント(アカハラ)を繰り返したとして、大学がこの教授を諭旨解雇とする懲戒処分を検討していることが28日、分かった。今月、25日に行われた法学部教授会で処分案が採択された。

 同大によると、教授は嫌がる女子学生をホテルにしつこく誘うといった行為を繰り返すセクハラや、大学において、上下関係の権力を乱用した嫌がらせやいじめを働くアカハラを数年に渡って繰り返していた。男性教授は自身の立場を利用し、女子学生に性的嫌がらせを行っていたとされる。

 女子学生が大学側に相談したことで事案が発覚。同大は学内に調査委員会を設置して事実関係を調べた。法学部教授会は7月に諭旨解雇の処分案を決定したが、教授が異議を申し立てたため、改めて事実関係を調査。今月25日の教授会で同処分案を正式に採択した。今後、理事長の決定により処分が行われる。

 諭旨解雇は懲戒解雇に次ぐ処分で、退職金は最低でも半額以上が支給される。同大では平成19年にも、男性専任講師が女子学生へのセクハラ行為などを理由に懲戒解雇となっている。

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