日向工教諭の強制わいせつ:女子高生にわいせつ行為、元教諭に有罪判決 /宮崎

日向工教諭の強制わいせつ:女子高生にわいせつ行為、元教諭に有罪判決 /宮崎
2009年9月26日17時1分配信 毎日新聞

 ◇地裁「常習性否定できぬ」
 事故を装って女性に下半身をマッサージさせたとして県迷惑防止条例違反の罪に問われた西都市三宅、県立日向工業高校の元体育科教諭、甲斐正直被告(39)の判決公判が25日、宮崎地裁(白石篤史裁判官)であった。白石裁判官は「犯行以前にも同様の行為を繰り返し、常習性も否定できない」として懲役6月、保護観察付きの執行猶予3年(求刑・懲役6月)を言い渡した。 判決によると、甲斐被告は6月27日午後10時ごろ、宮崎市の歩道を自転車で通りかかった女子高校生の前に飛び出してわざと転倒。「足が痛い。マッサージしてくれる?」と近くの駐車場で下半身をマッサージをさせた。
 白石裁判官は「教育の対象となるべき年代の者に対しても同様の犯行に及んでいたというのであり、厳しい批判を免れない」と指摘。「被害者や家族に与えた苦痛を考えて、社会内でやり直してほしい」と説諭した。
 県教委は9月18日、甲斐被告を懲戒免職処分にしている。【川上珠実】

9月26日朝刊

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