静岡市立高元教諭の横領:部活会費着服、元教諭に有罪判決−−地裁 /静岡
毎日新聞 2009年9月30日 地方版
顧問をしていた高校の吹奏楽部の会費を着服したとして、業務上横領罪に問われた静岡市駿河区鎌田、静岡市立商業高校の元教諭、青木保文被告(51)に対し、静岡地裁(長谷川憲一裁判官)は29日、懲役1年8月、執行猶予3年(求刑・懲役2年)の判決を言い渡した。
長谷川裁判官は「横領した金を生活費や遊興費に充て、動機に酌量の余地はない」と指摘した。執行猶予の理由については「懲戒免職になり、社会的制裁は受けている」と述べた。判決文によると、青木被告は静岡市立商業高吹奏楽部の顧問として会計を管理していた08年5月15日ごろ、父母会費約85万円を着服した。【大西量】