強姦逮捕のレスリング部員を退学処分に 日体大、女湯のぞいた教授も諭旨退職

強姦逮捕のレスリング部員を退学処分に 日体大、女湯のぞいた教授も諭旨退職
2009年10月16日0時33分配信 産経新聞

 レスリング部の男子部員(18)が9月に強姦致傷容疑で逮捕された事件で、日体大の塔尾(とうの)武夫理事長、落合卓四郎学長らが15日、世田谷キャンパス=東京都世田谷区深沢=で会見し、男子部員を退学処分とし、レスリング部長と監督を解任すると発表した。同部には連帯責任を負わせ、無期限の活動停止とした。

 会見では落合学長が「世間をお騒がせし、心よりおわび申し上げます」と陳謝。管理責任を取り、塔尾理事長や落合学長らが給与の一部を自主返納することも明らかにした。

 同大は不祥事再発防止委員会(委員長=小林節慶大教授)を設置。教職員のモラルの徹底を含めて、学校運営の改革に取り組む。小林委員長は同部の活動停止期限について「許さないという姿勢を示すためにも、少なくとも来年3月末まで強制的に活動を停止させることが必要」とした。

 同大は、9月に群馬県内の温泉旅館で女湯をのぞいたとして、住居侵入の現行犯で逮捕された教授(60)=不起訴処分=も諭旨退職処分とすることを決めた。

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