懲戒処分:公然わいせつ容疑、生徒体罰で2教諭を−−県教委 /熊本
2009年11月5日17時1分配信 毎日新聞
県教委は4日、公然わいせつ容疑で書類送検された八代市立八千把小の廣石純一教諭(44)を懲戒免職に、生徒に体罰をしていた玉名教育事務所管内の男性高校教諭(39)を停職1カ月とする懲戒処分を発表した。
県教委によると、廣石教諭は7月3日午後7時ごろ、乗用車で帰宅中、氷川町の交差点で見かけた面識のない20代女性の後を付けて追い越し、車を降りて性器を女性に見せたとされる。9月23日に氷川署から任意同行を求められ、容疑を認め10月15日に熊本地検に書類送検された。県教委の聞き取りに対し、6月ごろから5、6回同様の行為を繰り返したと話しているという。監督責任で校長(56)を戒告処分とした。
一方、男性教諭は8月20日、男子バスケットボール部の指導で1年生1人の練習態度に腹を立て、顔を平手で数発たたき、その後も約1時間体を押したり腰や足をける体罰を加えた。翌日めまいを訴えた生徒が病院に行き、全治5日の打撲などと診断され、発覚した。教諭は「部を強くしたい一心が怒りになってしまった」と話しているという。
教諭は4月にも3年生に体罰を加えたとして保護者から学校に抗議があり、学校側は家庭訪問して謝罪したが、県教委には報告していなかった。聞き取りで部員15人のうち6人が体罰を受けたと話しており、県教委は「管理職の認識も甘かった」として校長(60)、教頭(55)を戒告処分とした。【結城かほる】
11月5日朝刊