個人情報:弘前大准教授が23人分紛失 /青森
2009年11月19日11時1分配信 毎日新聞
弘前大は18日、人文学部の40歳代の男性准教授が23人分の個人情報が入ったノートパソコンを紛失したと発表した。パソコンは大学の所有で、准教授は学内規定に反して学部長に無断で学外に持ち出し、セキュリティーも施していなかった。紛失による情報の不正使用は確認されていないという。
大学によると、パソコンには准教授の研究調査報告書の送り先リストが入っており、23人の氏名と住所のほかに、うち18人については勤務する国の機関や自治体、大学、企業の名前が書かれていた。
准教授が学会出席で10月末に大阪市の私鉄駅で切符を買った際、パソコン入りのカバンを置き忘れたという。
紛失の発表が遅れたことについて、藁科勝之総務担当理事は「学会出張で准教授の事情聴取が遅れた」とした。大学は「准教授の対応は遅く、認識が甘い」として処分を検討している。【塚本弘毅】
11月19日朝刊