情報紛失を2カ月非公表 都城市教委、生徒成績など

情報紛失を2カ月非公表 都城市教委、生徒成績など
2009/12/09 13:33 【共同通信】

 宮崎県都城市教育委員会が、市立中学校の生徒約150人分の試験結果や成績などを記録したUSBメモリーの紛失を10月から2カ月以上も生徒や保護者に知らせていなかったことが9日、分かった。

 市教委は9日の記者会見で初めて公表し、これまで情報流出による被害報告はないとした上で「生徒に不安を与えるなど影響を考慮し、積極的な公表を控えていた」と釈明。9日付で同校校長と紛失した男性教諭を訓告処分とし、生徒と保護者に近く説明するとともに、個人情報管理の徹底を図る方針を強調した。

 市教委によると、50代の男性教諭が10月2日夜、自宅駐車場に車を入れて施錠したが、担当する生徒の情報が記録されたUSBメモリーをカバンに入れたまま車内に置き忘れた。翌朝、ガラスを割る手口の車上荒らしでカバンごと盗まれているのに気付いたという。

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