酒気帯び運転で人身事故 助教を懲戒解雇 鹿児島大
2009年12月4日7時7分配信 西日本新聞
鹿児島大は3日、飲酒運転で人身事故を起こしたとして、同大大学院理工学研究科の50代の男性助教を懲戒解雇処分にした。同大が法人化された2004年度以降、教職員の飲酒運転での懲戒処分は初めて。
同大によると、助教は2月24日午後5時半ごろ、鹿児島市宇宿町の交差点で、乗用車を飲酒運転中に追突事故を起こし、県警に道交法違反(酒気帯び)の現行犯として逮捕された。追突された車の男性は首にけがをし、助教は9月、自動車運転過失傷害と道交法違反の罪で罰金50万円の略式命令を受けた。
当日は大学を休み、自宅で焼酎を約1合飲んだ後、買い物に行く途中だったという。
吉田浩己学長は「教員の自覚に欠けた行為で許されない。これまで以上に飲酒運転の根絶に取り組む」と話している。
=2009/12/04付 西日本新聞朝刊=