<大麻密輸>聖心スクール元教頭らに有罪 東京地裁判決
2009年12月16日13時1分配信 毎日新聞
大麻取締法違反(密輸)などに問われた聖心インターナショナルスクール(東京都渋谷区)の元初等科教頭、シャーリー・マリー・レイン(59)、夫で会社役員のトーマス・ハリソン・レイン(62)両被告=いずれも米国籍=に対し東京地裁は16日、懲役1年、執行猶予3年(求刑・懲役1年)の有罪判決を言い渡した。石井俊和裁判官は「日米の大麻に対する違法性の認識に違いがあることを考慮しても責任は重いが、事実を認め反省している」と述べた。
この日、初公判が行われ即日結審した。両被告は起訴内容を認め、学校を懲戒解雇されたシャーリー被告は「生徒に悪い影響を与えたことを自覚しているのか」との弁護人の問いかけに「本当に申し訳ない」と繰り返した。
判決によると、両被告は9月、乾燥大麻約6グラムを米国から国内に持ち込むなどした。【銭場裕司】