他人口座開設ねらった元教諭 起訴内容認める
2010年01月19日(火) 愛媛新聞
他人名義の銀行口座を開設しキャッシュカードをだまし取ろうとしたなどとして偽造有印公文書行使や詐欺未遂罪などに問われた松山市古川南1丁目、元小学校教諭で無職伊達勝哉被告(52)の初公判が19日、松山地裁であり、同被告は起訴内容を認めた。
検察側の冒頭陳述などによると、伊達被告は借金などが原因で2006年に教諭を依願退職したが、共済組合の組合員証を返却する際にコピーをとっていた。借金返済に困り、他人名義の口座を開設しキャッシュカードを詐取しようと09年4月18日ごろ、コピーしていた組合員証の氏名欄に他人の名前を書いた紙をはり付けたものをさらにコピーし、ネット銀行に口座開設を申し込んだが、同銀行の係員が偽造に気付き発覚したとしている。