開新高空手部の高1重体:生徒に後遺症、指導教諭に罰金50万円 /熊本

開新高空手部の高1重体:生徒に後遺症、指導教諭に罰金50万円 /熊本
2010年1月24日15時1分配信 毎日新聞

 ◇業務上過失傷害罪
 熊本市の私立開新高空手部に所属していた男子生徒(当時1年)が07年7月、練習中に意識不明になった事件で、熊本簡裁が空手部長の40代男性教諭に業務上過失傷害罪で罰金50万円の命令を出し、23日確定した。命令は8日付で、教諭はすでに納付している。
 学校の説明によると、生徒は07年7月10日の練習中、あご付近に突きを受けて脳しんとうで倒れた。少し寝かされた後、グラウンドでタイヤを引いての30メートルダッシュなどをさせられた。生徒は翌11日午前、教諭に吐き気と頭痛を訴え、午後にも「病院に行きたい」と話したが、教諭は練習後に行くように指示した。生徒はその後倒れた。学校が110番したのは約40分後だった。一時意識不明となり、脳や体に重い障害が残った。
 県警が昨年6月に暴行と業務上過失傷害の疑いで書類送検し、区検が昨年末に略式起訴していた。暴行罪は不起訴とされた。【遠山和宏】

1月24日朝刊

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