付属小非常勤講師が成績記録PC紛失
2010年03月04日更新 佐賀新聞
佐賀大付属小(金崎良三校長)は3日、児童193人分の氏名や理科の成績が記録されたノートパソコンを、非常勤の女性講師が校外で紛失したと発表した。
付属小によると、講師は2日午後7時50分ごろ、帰宅途中に立ち寄った佐賀市内の大型店で、パソコンを入れたバッグを女性トイレに置き忘れたという。20分後に気付いて戻ったが見つからず、佐賀署に遺失物届を出した。
パソコンは講師の私物で、自宅で成績の整理作業をする予定だった。校長の許可は得ていなかった。パソコンには3、4年生の本年度のテスト6回分の成績を記録。成績が入ったフォルダは、パスワードを入力しなければ開けないように設定していたという。
同校は3日夜、保護者集会を開き、対応を報告。その後の記者会見では、金崎校長が「個人情報の持ち出しを規制する管理規定があったが徹底されず、甘さがあった」などと謝罪した。
佐賀大では2008年、付属中の教諭が、生徒の個人情報が入った私物のノートパソコンやメモリーを紛失。その後、付属中、付属小で個人情報保護に関する規定を設け、指導や成績の記録などの校外持ち出しの禁止や個人パソコンへのデータ記録の禁止などを定めていた。